関所 《平成29年5月中旬》 |
関所と言ってまず思い浮かぶのは箱根か新居、はたまた碓氷峠。
恥ずかしながら、福島は宿場町の認識しかなかったのだけれど、江戸幕府では結構重要な関だったようです。
そんな福島関、現地を旅するうちに特有の「冠木門」を模した巨大建造物を発見。
関所跡にほど近い旧国道上にあり、隣には中央本線が並んで走っている。
これを絵にしてみようという思いは以前からありました。 現地へは別件からの移動途中、駅近くの食品スーパーでの買い出しも兼ね、時間潰しに立ち寄り。 午後の日差しは頭上高く、まだまだ強烈な時間帯でした。 方角的にはゴーストが気になる画角を思いついたのですが同時に、門で太陽を遮ればよいと判断。 ハスキーを思いっきり伸ばし余計なものを排除。 後は汽車が来るのを待つだけ・・・ ここで時刻表(横着で現在のものは未購入、前回改正時のもの)を確認すれば、何と普通列車が行ってしまったばかり。 次はと・・・ 「しなの」がやって来るのだけれど、上方を走る名古屋方面よりも先に、障害物が入り込んでしまう塩尻方面行きが若干早くやって来そう。 当初の画角は、もう少し標準寄りに下の線路をカットしていたのだけれど、それではと若干広角寄りにして待つことに。 長距離特急には往々にしてそうなのだけれど、長野行きがなかなか来ない。 直後の名古屋行きは初めの画角に戻して撮るつもりでいたのだけれど・・・ 待望の長野行きが通過。 ファインダー直視連写で撮影後、画像の確認もせず、再調整の為ライブビューボタンを押した途端に左方より物音。 名古屋行きが来てしまいました。 慌てて幾らかシャッターを切ったのだけれど、ライブビュー撮影の為、タイムラグで思うように行かないところもあり、また露出も若干明るめ(普段から絞り優先オートで撮影している為、シャッター速度が遅くなる:被写体ブレが心配)になり「しまった」と思ったのですが、仕上がりを確認すればまずまず。 白飛びも気になるほどには広がっておらず、怪我の功名か、この露出のほうが良かったみたい。 シャッタータイミングもそこそこ。 光り輝く先頭車両と、画面端の増結連結面も良いアクセント。 青い空と若葉の緑。 今月に入っていまだ一回もシャッターを切っていない内にもうすぐ月末、「季節の一枚」のノルマの為の撮影行き。 予定外の一枚が撮れました。 |